デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大谷国次」の解説 大谷国次 おおたに-くにつぐ 1844-1868* 幕末の武術家。天保(てんぽう)15年生まれ。国定忠治の子。父の刑死後僧となり千乗と名のるが,武芸をこのみ還俗(げんぞく)。慶応3年薩摩(さつま)鹿児島藩の主導による下野(しもつけ)(栃木県)出流山(いずるさん)挙兵の際,大谷刑部と改名し,軍資の調達に奔走。岩船山の戦いで幕府軍に捕らえられ,慶応3年12月18日佐野河原で処刑された。24歳。上野(こうずけ)(群馬県)出身。幼名は寅次。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例