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天主 てんしゅDeus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

天主
てんしゅ
Deus

神を意味する日本のカトリック教会用語。明治維新以前のいわゆるキリシタンの時代にはキリスト教の神を表わす語はラテン語のままデウスが用いられていたが,キリシタン解禁後渡来したカトリック宣教師たちは他の神神と区別するためキリスト教の神を中国語からかりて天主と呼んだ。この語は明治,大正,昭和初期にかけてカトリック内部で好んで用いられ,ほぼ定着したが,1959年の教区長会議で「神」の語に置き換えることが決められた。

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大辞林 第三版の解説

てんしゅ【天主】

中国・朝鮮・日本のカトリック教会で、神のこと。 〔中国では一六世紀以来、上帝と併用され、日本では幕末以降、広く用いられた〕
仏教で、諸天の中心をなすもの。帝釈たいしやく天・毘沙門びしやもん天をさすことが多い。
古代中国で、宇宙をつかさどるとされた八神の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天主
てんしゅ

ラテン語のデウスdeusの訳語で、キリシタンの神をさす。16世紀末中国で命名されたといわれ、カトリック教会のことを中国、朝鮮では天主教とよぶ。これにちなんで、明治・大正期には日本でも天主公教会といった。[編集部]

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世界大百科事典内の天主の言及

【城】より

…戦国時代の城は,山上の砦と山下の居館からなっていたが,近世の城ではそれらが一体となった。安土城では山頂の天主に信長が居し,山腹に石垣で造成したおびただしい数の小さい曲輪に,家臣たちの住居が配された。戦国大名の家臣はおのおのの領地に住み,戦いに際して城へ集まったが,信長の家臣は安土に住まわされ,常備軍を形成した。…

【天守】より

…天守に付櫓が付設されて大天守,小天守と区別される場合もある。 天守のほか天主,殿守,殿主と書かれることもあり,〈天守〉の語の初見は《細川両家記》1520年(永正17)の摂津の伊丹城の記事である。〈殿主〉の語は《遺老物語》にみえ,永禄年間(1558‐70)尾張の楽田城に初めて設けられ,それから各地に建てられるようになったと記されている。…

※「天主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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