天白区(読み)テンパクク

日本歴史地名大系 「天白区」の解説

天白区
てんぱくく

面積:二一・六七平方キロ

市の東南部に位置し、東は愛知郡日進につしん町、北は名東めいとうおよび千種ちくさの両区、西は昭和・瑞穂みずほならびに南の三区、南は緑区に隣接する。

標高三〇ないし九〇メートル前後の丘陵東西に広く分布し、その間を天白川とその支流植田うえだ川が東北から西南に流れ、それらの流域に平野が開けている。

東部の丘陵地帯には、千種区方面から、東山ひがしやま八事やごと古窯跡群が続き、古墳時代から鎌倉時代に至る須恵器などを出土した。古代には愛知郡に属し、「和名抄」所載の日部くさかべ郷はこの辺りとする説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天白区」の意味・わかりやすい解説

天白〔区〕
てんぱく

愛知県西部名古屋市東部に位置する区。 1975年に昭和区から分離。区名は区内を流れる天白川にちなむ。尾張丘陵にあり,住宅地として急速に発展した。南部は特に新しい住宅が多く,平針,島田,一ツ山,相生山,野並の各住宅団地がある。西部に八事霊園,大学があり,南東部では県自動車運転免許試験場,名古屋市農業センターが知られている。面積 21.58km2人口 16万4817(2020)。

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