精選版 日本国語大辞典 「天門」の意味・読み・例文・類語 てん‐もん【天門】 〘 名詞 〙① 天帝の宮殿の門。また、天にのぼる入口にあるという門。[初出の実例]「前路悠悠重回レ首。天門咫尺五雲深」(出典:雲壑猿吟(1429頃)丁卯秋自京往到山崎途中値雨)[その他の文献]〔揚雄‐甘泉賦〕② =でんもん(殿門)[初出の実例]「天門中使賜二臨辱一、秘府新詩許二独披一」(出典:凌雲集(814)賀賜新集兼謝〈小野岑守〉)[その他の文献]〔杜甫‐宣政殿退朝晩出左掖詩〕③ 鼻のあな。また、両眉の間。眉間(みけん)。[初出の実例]「扣二天門一以飲二醴泉一」(出典:三教指帰(797頃)中)[その他の文献]〔老子河上公章句‐能為第一〇〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「天門」の解説 天門 てんもん ?-? 江戸時代中期の僧。荻生徂徠(おぎゅう-そらい)(1666-1728)の門人。徂徠門下の詩集「蘐園(けんえん)録稿」にその詩がみられる。江戸赤城の皆是院住職。法名は円乗。字(あざな)は了玄。詩集に「摂和覧勝」「天門先生詩集」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例