奥尻(町)(読み)おくしり

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

奥尻(町)
おくしり

北海道南西部、檜山(ひやま)振興局管内にある町。日本海の奥尻島全域からなる。15世紀のなかば北海道開拓の祖武田信広(のぶひろ)が上陸居住したと伝えられる。1879年(明治12)奥尻村戸長役場を設置。1966年(昭和41)町制施行。主産業は水産業で、主漁獲物はホタテガイ、ウニ、アワビなど。中心漁港は歴史の古い青苗(あおなえ)や奥尻である。農業では水田よりも畑作が多く、乳・肉牛なども飼育されている。奥尻と江差(えさし)およびせたな町瀬棚(せたな)との間に定期航路が通じ、函館(はこだて)との間には航空の便もある。檜山道立自然公園の一部で、賽の河原(さいのかわら)、神威(かむい)山、無縁島、鍋釣(なべつる)岩などがある。1993年(平成5)7月の北海道南西沖地震で大きな被害があった。面積142.97平方キロメートル、人口2690(2015)。[瀬川秀良]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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