好者・数奇者・数寄者(読み)すきもの

精選版 日本国語大辞典の解説

すき‐もの【好者・数奇者・数寄者】

〘名〙
① 物ずきな人。また、風流な人。好事家。すきしゃ。
※伊勢物語(10C前)一一〇「むかし、すき物ども集まりて、物の名をよみけるに」
※俳諧・笈の小文(1690‐91頃)「此間美濃・大垣・岐阜のすきものとぶらひ来りて、歌仙あるは一折など度々に及」
② 色好みの人。好色者。すきめ。すきしゃ。すきびと。
※古今(905‐914)雑体・一〇六六「梅花さきてののちの身なればやすき物とのみ人のいふらん〈よみ人しらず〉」

すき‐しゃ【好者・数奇者・数寄者】

〘名〙
① 物好きな人。風流な人。すきもの。
※洒落本・傾城つれつれ草(1737)序「花はよし野はつ瀬に月はすまうらあかし潟(かた)とふるき数寄者(スキシャ)のいへるもしかれなれとも」
② 色好みな人。好色家。すきもの。
※仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下「これは色このむすきしゃと、すだれの内なる人の云けるをききて」
③ 茶の湯をたしなむ人。茶道を好む人。茶人。
※酒茶論(1576)「本朝諺謂茶者、曰数寄者

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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