嬰(漢字)

普及版 字通 「嬰(漢字)」の読み・字形・画数・意味


17画

[字音] エイ
[字訓] みどりご・くびかざり・かける

[説文解字]
[金文]

[字形] 会意
(えい)+女。は纓(えい)の初文で、貝の首飾り。呪具として新生の女子の首に加えた。その子を嬰児という。〔説文〕十二下に「頸なり」とするが、その字には纓を用いる。

[訓義]
1. みどりご。
2. くびかざり。
3. かける、めぐらす、つらねる。

[古辞書の訓]
名義抄〕嬰 カク・カカル・メグラス・メグル・マトハル・ワヅラフ・ナク・ヤドル・アク 〔字鏡集〕嬰 ミドリコ・メグラス・カカル

[語系]
嬰・iengは同声。纓・瓔・iengも同声の語。纓・瓔は首にかけるもの。は首にこぶのできる病。

[熟語]
嬰意嬰懐・嬰・嬰・嬰嬰罪嬰子・嬰児嬰疾嬰弱嬰孺嬰触嬰稚嬰纏嬰年・嬰嬰病嬰耄嬰戮嬰累
[下接語]
嬰・玉嬰・孺嬰・退嬰・纏嬰・童嬰

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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