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子不語 しふごZi-bu-yu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

子不語
しふご
Zi-bu-yu

中国,清の文語短編小説集。袁枚 (えんばい) の著。正 24巻,続 10巻。正編は乾隆 53 (1788) 年頃,続編は同 57年頃成立。著者が若い頃から書きとめておいた奇事異談をまとめたもの。書名は『論語』の「子不語怪力乱神」に基づき,孔子が避けて語らなかった怪異談をわざと集めたという意。のち同名の書が元代にあったことを知って『新斉諧 (しんせいかい) 』と改名した。紀いん (きいん) の『閲微草堂筆記』と同じく『聊斎志異』の流行に刺激を受けて書かれた。簡潔な文体だが,やや猥雑な話も含まれ,版によってはそれを削除している。

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百科事典マイペディアの解説

子不語【しふご】

中国,清代の怪談集。袁枚(えんばい)〔1716-1797〕の作。書名は《論語》の〈子は怪・力・乱・神を語らず〉から取ったものだが,同題の書があったため,後に《新斉諧》と改題

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世界大百科事典 第2版の解説

しふご【子不語 Zǐ bù yǔ】

中国,清代の袁枚(えんばい)が収集した18世紀後半の怪談集(最も新しい話は1791年)。のちに《新斉諧》と改名。正・続あわせ34巻,1019編。孔子が語ろうとしなかった〈怪,力,乱,神〉にかかわる話が大部分を占め,約1世紀前の《聊斎志異》に比べると小説技法では劣るが,なかには種々の姦通や殺人事件,両替商薬屋での詐欺行為,人間を加工した字かき熊や歌うたい犬の見せ物など,当時の世相を反映する記事ものせる。

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