孤灯(読み)コトウ

デジタル大辞泉 「孤灯」の意味・読み・例文・類語

こ‐とう【孤灯】

一つだけともっている灯火

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精選版 日本国語大辞典 「孤灯」の意味・読み・例文・類語

こ‐とう【孤灯】

  1. 〘 名詞 〙 一つだけともっている灯火。
    1. [初出の実例]「暗漏三更烟葉動、孤燈一点緑枝幽」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・仲春庚申夜陪員外藤納言文亭同賦夜坐聴松風)
    2. 「独り孤燈(コトウ)にさしむかひて」(出典:人情本・花筐(1841)二)
    3. [その他の文献]〔謝恵連‐秋懐詩〕

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普及版 字通 「孤灯」の読み・字形・画数・意味

【孤灯】ことう

さびしい灯の光。唐・白居易長恨歌〕詩 夕殿(せきでん)、螢飛んで思ひ悄然(せうぜん)たり 燈挑(かか)げ盡して、未だ眠りをさず

字通「孤」の項目を見る

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「孤灯」の解説

孤灯 ことう

1781-1827 江戸時代後期の僧。
天明元年生まれ。浄土宗。京都で出家,のち江戸霊巌寺の智灯にまなぶ。才能におぼれて非行にはしり,文化13年八丈島に流される。老母手紙で罪をくい,石室での念仏にあけくれたという。文政10年4月12日死去。47歳。京都出身。号は転誉。著作に「東溟余課」など。

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