学籍(読み)ガクセキ

精選版 日本国語大辞典 「学籍」の意味・読み・例文・類語

がく‐せき【学籍】

  1. 〘 名詞 〙 学生、生徒として、その学校に在学していることを示す籍。
    1. [初出の実例]「私立学校の専門部などに学籍を置いて」(出典:疑惑(1913)〈近松秋江〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

大学事典 「学籍」の解説

学籍
がくせき

学籍とは学生の身分や所属等,学生として大学に在籍している(あるいは在籍していた)ことを証明する,大学における学生の戸籍である。各大学は学則に基づき,学生の休学復学退学・再入学,留学,転学・転部・転科・転専攻,転籍除籍復籍,卒業・修了等,学籍に関する取扱いを定める。学籍上の取扱いによって,授業料納入の要不要や単位互換可否が異なる(たとえば休学中の学生について,学籍上は大学に在籍していても授業料納入が不要となる場合など)。また学籍に基づき,各種証明書等の発行,保険の手続き等のサービスが提供される。日本では一般に,各大学が実施する個別の入試に合格し,所定の入学手続きを完了した場合に,当該大学の学生として学籍を取得できる。他方,フランスやドイツ等の大学入学資格制度を採用している国では,大学入学資格取得者が入学を希望する各大学に登録する(実質的な入学手続き)ことによって,学籍を取得することになる。
著者: 木戸裕+齋藤千尋

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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