宇都宮朝綱(読み)うつのみや ともつな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇都宮朝綱」の解説

宇都宮朝綱 うつのみや-ともつな

1122-1204 平安後期-鎌倉時代の武将
保安(ほうあん)3年生まれ。八田知家の兄。源頼朝挙兵にくわわり,頼朝から下野(しもつけ)(栃木県)宇都宮二荒山(ふたあらやま)神社社務職本領を安堵される。建久5年公田横領の罪で一時土佐(高知県)に流され,のち下野大羽に隠居し,地蔵院綱神社をたてた。元久元年8月6日死去。83歳。通称三郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宇都宮朝綱の言及

【宇都宮氏】より

…中世の下野国の豪族。出自については,下毛野(しもつけぬ)氏,中原氏,藤原氏など諸説がある。家伝では大織冠藤原鎌足の後裔で関白藤原道兼の流れをくみ,道兼の曾孫宗円が前九年の役のとき下野国に下向し,宇都宮座主となったのにはじまるという。下野一宮の神主を世襲して下野国中央部に勢力をもち,宗円の孫朝綱は平氏に属し,さらに後白河院の北面をつとめたとされる。朝綱はのちに源頼朝に従って各地で戦功をあげ,宇都宮社務職を安堵されて宇都宮氏発展の基礎を築いた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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