安並雅景(読み)やすなみ まさかげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安並雅景」の解説

安並雅景 やすなみ-まさかげ

1780-1851 江戸時代後期の国学者,歌人。
安永9年生まれ。国学者谷真潮(ましお)の外孫。詩を大槻磐渓(おおつき-ばんけい)にまなぶ。天保(てんぽう)のころ土佐高知藩校教授館の教授,のち総宰。その和歌鹿持雅澄(かもち-まさずみ)の長歌,池田為爽(ためちか)の雅文とともに藩中で三絶と称された。漢学にも精通した。嘉永(かえい)4年12月死去。72歳。土佐出身。通称は弥三八,八十八。号は惟斎。
格言など】無き人をあひ見し夢のうちさめて枕に残る有明の月(妻を病でうしなったとき)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android