安井仙角(読み)やすい せんかく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安井仙角」の解説

安井仙角(1) やすい-せんかく

1673-1737 江戸時代前期-中期の囲碁棋士。
延宝元年生まれ。安井算知入門元禄(げんろく)13年安井知哲の死で安井家4世をつぐ。宝永2年6段のとき,本因坊道知との争碁で敗れるが,のち準名人8段となる。5世仙角,7世仙角との混同をさけ,親仙角,古仙角ともいう。元文2年1月4日死去。65歳。陸奥(むつ)会津(あいづ)(福島県)出身

安井仙角(3) やすい-せんかく

1764-1837 江戸時代中期-後期の囲碁棋士。
明和元年生まれ。武蔵(むさし)の人。はじめ仙知という。6世安井仙哲の養子となり,安永9年安井家7世をつぐ。享和元年準名人8段にすすむ。文化11年中野知得(8世安井仙知)に家督をゆずり,仙角と号し退隠した。天保(てんぽう)8年10月死去。74歳。本姓坂口

安井仙角(2) やすい-せんかく

1711-1790* 江戸時代中期の囲碁棋士。
正徳(しょうとく)元年生まれ。4世安井仙角に入門。はじめ田中春哲といい,準名人8段。元文2年4世仙角没後,安井家5世をつぐ。寛政元年12月16日死去。79歳。近江(おうみ)(滋賀県)出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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