海田町(読み)かいたちよう

日本歴史地名大系 「海田町」の解説

海田町
かいたちよう

面積:一三・六七平方キロ

瀬野せの川の下流に位置し、北と南を広島市、東を熊野くまの町に接する。町域東南部は丘陵性の山地が占め、洞所どうところ(六四一・四メートル)じよう(五九二・八メートル)かね灯籠どうろう(五三一・九メートル)などが連なるが、西方は海田湾に開け、町の北方を流れる瀬野川右岸に沿って国鉄山陽本線、左岸に国道二号が通る。また町域西端にある国鉄海田市かいたいち駅は、南進する呉線の分岐点になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海田町」の意味・わかりやすい解説

海田〔町〕
かいた

広島県南西部,広島湾北東部の海田湾にのぞむ町。広島市に接する。 1956年海田市町と東海田町が合体して発足。中心集落の海田市は江戸時代山陽道宿場町として繁栄し,現在もその形態を残す。カキ養殖が盛んであったが,海水汚濁で次第に減少し,埋立てが進んでいる。広島市の衛星都市としての性格が強く,住宅地や工場が立地し,広島湾岸工業地域の一角をなす。陸上自衛隊の第 13師団司令部がある。 JR山陽本線,呉線が通じ,国道2号線から 31号線が分岐する交通の要地。面積 13.79km2人口 2万9636(2020)。

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