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不定期船 ふていきせんtramp ship

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

不定期船
ふていきせん
tramp ship

貨物の出回り,傭船者の要求に応じ,世界中どの航路にでも就航する船舶。主として鉱石,石炭,木材,穀物など大量ばら積貨物を対象としており,専用船化,大型化の傾向が目立つ。運賃は貨物量と船腹量の需給関係によって決るため変動幅が大きい。経済の高度成長は船腹需要の巨大化と安定輸送を必要として不定期船貨物の専用船を多量に生み,これら専用船の大型化と荷役機械の高度化が著しく進んだことによって,在来の不定期船の比重が相対的に低下した。 1990年における日本の不定期船の就航船腹量は 1565万重量tであり,定期船 126万重量t,油送船 1113万重量tとなっている。

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デジタル大辞泉の解説

ふていき‐せん【不定期船】

運航する日時が一定していない船舶。

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百科事典マイペディアの解説

不定期船【ふていきせん】

トランパーtramperとも。不特定の航路を不定期に就航する商船,またそのような運航形態。石油,穀物,鉄鉱石など大量貨物を中心に,随時需要に応じて運航され,定期船に比べ一般に大型で低速であるが,載貨性能,経済性の高い船が用いられ,最近はタンカーその他の専用船が多い。
→関連項目海運貨物船

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世界大百科事典内の不定期船の言及

【貨物船】より

…石油,鉄鉱石,石炭など輸送量が多い物資にはそれを専門に輸送する専用船が使われ,他の貨物についても輸送量の増大とともに専用船化の傾向が強まっている。
[運航形態から見た貨物船の特徴]
 貨物船はその就航状態によって定期船と不定期船に分けられる。定期船は一定の航路と寄港地をあらかじめ発表し,それに従って定期的に運航されるものである。…

【定期船・不定期船】より

…あらかじめ公表された運賃と運航スケジュールに従って特定航路に就航する船舶を定期船(ライナーliner)と呼び,荷主の求めに応じてどの航路にでも随時就航する船舶を不定期船(トランパーtramper)と呼ぶ。 海上貿易貨物の輸送需要はそれぞれ異質な内容を示すが,これらが海運サービスに求める要求の内容は大きく二つに分けられる。…

※「不定期船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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