日本歴史地名大系 「宝光寺跡」の解説
宝光寺跡
ほうこうじあと
和歌山市南東部、海南市との境をなす
「紀伊国名所図会」によると天長年間(八二四―八三四)空海の開基で、元亨年中(一三二一―二四)に心浄が中興し、その後数次の兵乱で焼亡衰微したという。紀州志略(大阪府立中之島図書館蔵)では心浄を草創者とし、天正一三年(一五八五)羽柴秀吉の紀州攻めの際に焼亡したとしている。
宝光寺跡
ほうこうじあと
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報