コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

実敏 じつびん

2件 の用語解説(実敏の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

実敏 じつびん

788-856 平安時代前期の僧。
延暦(えんりゃく)7年生まれ。三論宗。大和(奈良県)西大寺の玄叡(げんえい),近江(おうみ)(滋賀県)梵釈寺の永忠にまなび,西大寺にかえって教義をひろめた。承和(じょうわ)5年東大寺別当。嘉祥(かしょう)3年朝廷で三論を講じる。仁寿(にんじゅ)3年大僧都。斉衡(さいこう)3年9月5日死去。69歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。俗姓は物部(もののべ)。著作に「二諦義私記」。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

実敏

没年:斉衡3.9.3(856.10.5)
生年:延暦7(788)
平安前期の三論宗の僧。講説にたけたことで知られる。尾張国(愛知県)愛智郡の人。俗姓は物部氏。13歳で伯父の中安に従って入京し,玄叡,入唐僧の永忠に師事,西大寺に属した。弘仁10(819)年に興福寺維摩会の論議で名を挙げ,承和8(841)年に同会の講師を勤める。翌年の御斎会で『金光明最勝王経』を講じ,仁明天皇から賞賛された。同10年に律師となり,のちに大僧都に昇進した。嘉祥3(850)年に内裏清涼殿において,法相宗の明詮,天台宗の光定らと『法華経』を講じ,三論宗の教義を説いて各宗と肩を並べた。

(岡野浩二)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

実敏の関連キーワード三論三論玄義三論宗永忠玄叡善議泰演(2)泰善(1)道詮仁鏡

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

実敏の関連情報