実範 じっぱん
?-1144 平安時代後期の僧。
真言宗。興福寺で法相(ほっそう)を,ついで醍醐(だいご)寺の厳覚(ごんかく)に密教を,比叡(ひえい)山の明賢(みょうけん)に天台をまなぶ。大和(奈良県)中川に成身院をひらく。戒律の復興につとめ,唐招提(とうしょうだい)寺の再興につくした。晩年は浄土教に帰依。天養元年9月10日死去。京都出身。俗姓は藤原。字(あざな)は本願。通称は中川少将,少将上人。著作に「東大寺戒壇院受戒式」「病中修行記」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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実範
じつはん
[生]?
[没]天養1(1144)
平安時代の真言宗の僧。京都の人。東密中川流の祖。戒律にも通じ,南都律を復興。晩年,浄土教へも深い関心を寄せ,日本浄土教高祖6人の一人に数えられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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