天養(読み)テンヨウ

デジタル大辞泉 「天養」の意味・読み・例文・類語

てんよう〔テンヤウ〕【天養】

平安後期、近衛天皇の時の年号。1144年2月23日~1145年7月22日。

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精選版 日本国語大辞典 「天養」の意味・読み・例文・類語

てんようテンヤウ【天養】

  1. 平安時代近衛天皇の代の年号。康治三年(一一四四)二月二三日に革命の歳(甲子の歳)にあたるため改元、天養二年(一一四五)七月二二日に久安元年となる。摂政藤原忠通出典は「後漢書」の「此天之意也、人之慶也、仁之本也、倹之要也、焉有天養人、為仁為倹、而不福者乎」による。

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日本の元号がわかる事典 「天養」の解説

てんよう【天養】

日本の元号(年号)。平安時代の1144年から1145年まで、近衛(このえ)天皇の代の元号。前元号は康治(こうじ)。次元号は久安(きゅうあん)。1144年(康治3)2月23日改元。1144年は甲子(かっし)の年にあたり、甲子は徳を備えた人に天命が下される革令(かくれい)の年とされることから、先例にならい甲子革令を防ぐ目的で改元が行われた(革年改元)。『後漢書(ごかんじょ)』を出典とする命名。天養年間は鳥羽(とば)上皇による院政が行われていた。

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普及版 字通 「天養」の読み・字形・画数・意味

【天養】てんよう

天の養い。

字通「天」の項目を見る

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