室根山(読み)ムロネサン

デジタル大辞泉 「室根山」の意味・読み・例文・類語

むろね‐さん【室根山】

岩手県南東部、宮城県境近くにある山。北上高地の南東端にあたる。標高895メートルで、山頂付近にはヤマツツジレンゲツツジなどが分布する。室根高原県立自然公園指定中腹にある室根神社紀州熊野本宮大社から勧請したとされ、大祭は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「室根山」の意味・わかりやすい解説

室根山
むろねさん

岩手県南東部、一関市(いちのせきし)の東部にある山。標高895メートル。北上高地(きたかみこうち)南東部の分水嶺(ぶんすいれい)をなす。中腹に紀州の熊野本宮から勧請(かんじょう)したという室根神社があり、旧暦9月17~19日の例祭には神輿(みこし)の先着争いで米の作柄を占う荒祭りがある。「室根神社のマツリバ行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。山頂付近はツツジが多く、キャンプ場、展望台、ハンググライダーの設備なども整い、一帯は室根高原県立自然公園域。

[金野靜一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「室根山」の意味・わかりやすい解説

室根山
むろねさん

岩手県南東部,北上高地南東端にある独立峰。標高 895m。一関市の東部に位置し,室根高原県立自然公園中心をなす。室根神社があり,4年に1度行なわれる室根神社祭は奥州三大祭りの一つとして有名で,「室根神社祭のマツリバ行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。

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