中国、律宗千華(せんげ)派の祖。三昧(さんまい)寂光ともいう。広陵(こうりょう)の人、俗姓銭氏、字(あざな)は三昧。21歳で出家し、初め華厳(けごん)学を習い、ついで如馨(にょけい)(1541―1615。律宗中興の祖、古林派の祖)に受戒し律学を究めた。その後、廬山(ろざん)、五台山、金陵(きんりょう)などで戒(かい)を説くこと100余か所、寺院の建立十数か所と広く律宗の興隆に尽くした。なかでも宝華(ほうか)山(江蘇(こうそ)省)に開いた千華大社は千華派の名の由来であり、のちに中国律学の中心地となった。弘光元年6月4日、66歳で寂した。諡号(しごう)は浄智(じょうち)律師。著に『梵網直解(ぼんもうじきげ)』4巻がある。
[柴田 泰 2017年2月16日]
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...