小串(読み)こぐし

精選版 日本国語大辞典 「小串」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぐし【小串】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さい串。竹や木などを削って細く小さくしたもの。転じて、鰻(うなぎ)蒲焼(かばやき)の小さいもの。いかだ。
    1. [初出の実例]「こぐしのもの、殊にくうべき事あらず」(出典:料理切形秘伝抄(1642‐59頃)料法躾抄)
  3. 弓の的の一種四つ折りの紙を、六寸(約一八センチメートル)の串にはさんで立てるもの。
    1. [初出の実例]「笠懸、小串之会、草鹿、円物之遊」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小串」の意味・わかりやすい解説

小串
こぐし

山口県西部,響灘に面した下関市の旧町域。 1956年豊浦町に編入。 2005年1市3町との合体により下関市となった。沿海部は背後の花崗岩丘陵からの流砂のため,砂浜海岸が続き,風光に優れる。エヒメアヤメ自生南限地帯と大吼谷蝙蝠洞 (おおごうやこうもりどう) は国の天然記念物

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食器・調理器具がわかる辞典 「小串」の解説

こぐし【小串】

小さな切り身の焼き魚などに刺す細くて小さい串。また、これを刺した料理折詰や弁当、高級料理に用いる。

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世界大百科事典(旧版)内の小串の言及

【新魚目[町]】より

…基幹産業は古くから盛んな漁業で,とくに定置網による漁獲は漁業生産高の大半を占めている。近年は養殖漁業にも力を入れ,小串(こぐし)には大規模な浅海漁場が造成された。西海岸には曾根火山の火口壁が海食により削り取られた赤嶽(あかだき)とよばれる赤色の断崖があり,番嶽からの景観,町内9ヵ所の天主堂など見どころが多い。…

※「小串」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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