日本歴史地名大系 「小代村」の解説 小代村こしろむら 栃木県：今市市小代村[現在地名]今市市小代南流する行（なめ）川河岸段丘部にあり、西を流れる長畑（ながはた）川が南西端で行川に合流。東端を南北に壬生（みぶ）通が通る。都賀（つが）郡に属し、北は明神（みようじん）村、東は板橋（いたばし）村。日光山往古社領六十六郷に小代郷があり、仏眼房領（日光山常行三昧堂新造大過去帳）。元和六年（一六二〇）徳川秀忠から東照大権現社領として小代村三一〇石余が寄進された（「東照宮領目録」日光山御宮方書物之写）。慶安郷帳では高三〇〇石。寛文六年（一六六六）の検地帳（福田良実文書）では田三一町六反余・畑五四町四反余・屋敷六八筆二町九反余。 小代村こしろむら 愛知県：北設楽郡設楽町小代村[現在地名]設楽町清崎（きよさき）東田内（ひがしたない）村の東、標高八八二・六メートルの鞍掛（くらかけ）山北西麓にある。寛永一八年（一六四一）大岡太郎左衛門・鈴木半右衛門の新田検地で二一石余を検出（北設楽郡史）。鞍掛山の松山（まつやま）峠付近に小代城跡がある。野々瀬（ののせ）川からの比高約一五〇メートル。「三河国二葉松」には「田内八ケ村ノ内」として小代村古屋敷に「御殿山ノ麓ニ松平宮内左衛門屋鋪有、当代御代官松平九郎左衛門ノ御先祖也」と記す。田口由緒書に「天正十九稔松平宮内殿、設楽郡小代村住居田口御支配。 小代村こだいむら 大阪府：堺市小代村[現在地名]堺市小代・宮山台（みややまだい）三―四丁太平寺（たいへいじ）村の南東にあり、村の東部を石津（いしづ）川が北流する。大鳥郡に属する。慶長一〇年（一六〇五）和泉国絵図に「小たい村」とみえる。寛永末年頃の状況を記したと推定される和泉国郷村帳では「上神谷下条組四ケ村」一千五二一石余に含まれる。 小代村こだいむら 奈良県：吉野郡大塔村小代村[現在地名]大塔村大字小代唐笠（とがさ）山の山腹に立地し、小代・小代下（こだいした）の二集落からなる。十二村（じゆうにそん）郷一郷（いちごう）組に属する。慶長郷帳では十二村二〇〇石に含まれ、幕府領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
