小葵(読み)コアオイ

デジタル大辞泉 「小葵」の意味・読み・例文・類語

こ‐あおい〔‐あふひ〕【小×葵】

ゼニアオイ別名
ゼニアオイの花と葉に似た絵柄を組み合わせた文様有職ゆうそく文様一つで、天皇親王直衣のうし下襲したがさね半臂はんぴあこめなどに用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小葵」の意味・読み・例文・類語

こ‐あおい ‥あふひ【小葵】

〘名〙
植物ぜにあおい(銭葵)」の古名。《季・夏》
弁内侍(1278頃)建長元年四月一八日「賀茂よりあふひともまいりしを。〈略〉こあふひえりて候よしほと」 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② ゼニアオイの花を図案化した有職(ゆうそく)文様の一つ。小葵文のことをいう。
※文安御即位調度図(15C後か)「小葵文綾練張。裏緋染細布」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「小葵」の解説

小葵 (コアオイ)

植物。アオイ科の越年草,園芸植物,薬用植物。ゼニアオイの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android