出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…1600年代に木曾の森林は大量に伐採された模様で,現在の天然林はその後の更新によるものである。(4)屋久杉天然林は樹齢100~300年のもの(これをコスギという)が主であり,常緑広葉樹と混交している。このなかに樹齢1000年以上の屋久杉が点在しているので有名である。…
…有史以来の人為的な植栽の結果,真の天然分布域は必ずしも明らかではないが,秋田県米代川流域や高知県安芸郡魚梁瀬(やなせ)地方などの各地には天然生のよい林がみられ,とくに秋田のそれは日本三大美林の一つに数えられる。屋久島の標高650m以上の高所には老木の林がみられ,現地では樹齢800~1000年を超えるものを屋久杉という。中には2000~4000年と推定されるものもあり,近年発見された縄文杉や大王杉はその代表的なものである。…
…漁業はトビウオ,カツオ,ブリなどの漁獲が多い。屋久杉は山林の86%を占める国有林に生育し,これを対象とする林業もあるが生産性は低い。木材関連工業や食料品製造業もある。…
…また降水量も多く,平地で年間4000mm内外,山地では8000mmを超えるところもある。このため山岳地帯では高度による植物相の変化に特徴があり,標高700~1000m以下はクス,カシなどの照葉樹林帯,1500mあたりまでは屋久杉帯,これを越えるとヤクザサ帯となる。屋久杉はとくに有名で,樹高20m,直径1~2mに達するものが9割を超す。…
※「屋久杉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...