山口黒露(読み)やまぐち こくろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口黒露」の解説

山口黒露 やまぐち-こくろ

1686-1768* 江戸時代中期の俳人
貞享(じょうきょう)3年生まれ。山口素堂門人。婿入り先を放蕩(ほうとう)で破産させ,生地の江戸をでて甲斐(かい)(山梨県)と東駿河(するが)(静岡県)にすんだ。国学,茶道に通じ,箏(そう)もよくした。明和4年12月10日死去。82歳。名は守常。別号に雁山,稲中庵。編著に「有渡(うど)日記」「駿河百韻」など。
格言など】今はまで源氏もとしもみをつくし(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android