山椒は小粒でもぴりりと辛い(読み)サンショウハコツブデモピリリトカライ

デジタル大辞泉 の解説

山椒さんしょう小粒こつぶでもぴりりとから

山椒の実は小さくても非常に辛い。からだは小さくても、気性才能が鋭くすぐれていて、侮れないことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

さんしょう【山椒】 は 小粒(こつぶ)でもぴりりと辛(から)

(「さんしょう」は「さんしょ」とも。山椒の実は小さいが非常に辛いところから) からだは小さくても、気性や才能がひじょうに鋭くてすぐれていることのたとえ。
※俳諧・毛吹草(1638)二「さんせうは小粒(コツブ)なれどもからし」

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ことわざを知る辞典 の解説

山椒は小粒でもぴりりと辛い

からだは小さいが気性や才能がひじょうに鋭く、力を発揮する人のたとえ。山椒の実は小さいがとても辛いところからいう。

[使用例] 底が割れれば割れたで、それだけ小さくのっぺりとしているのが変に無気味でもあり、また、一朝手裏剣をとっては稀代名手である点、なるほど「山椒は小粒でもヒリッと辛い」に背かないとうなずかせるものがある[林不忘大岡政談|1930]

[類句] 針は小さくとも呑まれぬ

[対義] 独活の大木

英語〕The best things come in small packages.(最良のものは小さな包みに入ってくる)

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