デジタル大辞泉
「山漆」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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やま‐うるし【山漆】
- 〘 名詞 〙
- ① ウルシ科の落葉小高木。各地の山地に生える。高さ約三メートル。葉は枝先に集まり傘状に開く。奇数羽状複葉で一三~一七個の小葉に分かれ、小葉は楕円形で長さ五~一〇センチメートル。雌雄異株。夏、葉腋に多数の黄緑色の小さな五弁花を密集した円錐花房を出す。果実は径八ミリメートルぐらいの核果で、扁球形で粗毛を密生する。漆液を出すが少量で利用されない。やまはぜ。はぜのき。《 季語・夏 》 〔多識編(1631)〕
- ② 植物「つたうるし(蔦漆)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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山漆 (ヤマウルシ)
学名:Rhus trichocarpa
植物。ウルシ科の落葉小高木,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の山漆の言及
【ウルシ(漆)】より
…樹皮を傷つけ漆をとるほか,材は細工物とし,果実から良質の木蠟がとれ,新芽は可食で強壮剤となる。 近縁のヤマウルシR.trichocarpa Miq.(イラスト)は外見ウルシに似ているが,葉の最下部の1対が他の小葉より小さく,果実は扁歪円形で表に短い刺毛があるので区別できる。日本の特産で北海道,本州,四国,九州に分布する。…
※「山漆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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