日本歴史地名大系 「島崎城跡」の解説
島崎城跡
しまざきじようあと
鎌倉時代に常陸大掾氏の一族行方景幹の二子次郎高幹が当地に居住して島崎氏を称したが、築城は六世の吉幹の時代という(水府志料)。島崎氏の系譜は諸本によって異なるが、中世を通して「行方四頭」あるいは「行方二頭」と称されるほど近隣に武威を誇り(常陸名族志)、正平一三年(一三五八)・元中三年(一三八六)には鹿島神宮の大使役を勤めている(「鹿島大使役記」安得虎子)。その後大永二年(一五二二)には同族の永山氏が拠る
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報