崛起(読み)クッキ

デジタル大辞泉 「崛起」の意味・読み・例文・類語

くっ‐き【×崛起】

[名](スル)
山などが高くそびえ立っていること。
新山本山を―し」〈志賀重昂日本風景論
にわかに事が起こること。また、多数の中から頭角を現すこと。
「彼の北部に―して大志いだく哲王是遜は」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「崛起」の意味・読み・例文・類語

くっ‐き【崛起・屈起】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山などが高くそびえ立っていること。屹立(きつりつ)聳峙(しょうじ)
    1. [初出の実例]「最高点のみ海上に崛起し以て島と成すものにして」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉一)
  3. 急に起こり立つこと。群をぬきんでてくること。
    1. [初出の実例]「而最後織田氏、以其陪臣崛起而并之」(出典日本外史(1827)一三)
    2. 「ハワイ島に屈起(クッキ)した一酋長カメハメハが他の布哇(ハワイ)群島を征服し」(出典:紐育(1914)〈原田棟一郎〉一寸見たる布哇)
    3. [その他の文献]〔漢書‐叙伝上〕

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普及版 字通 「崛起」の読み・字形・画数・意味

【崛起】くつき

聳える。〔旧唐書、李密伝〕故に室崇辛(殷の紂王)之れを以て滅し、阿(宮)崛して、(秦の)二世是(ここ)を以て傾す。

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