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嵩岳寺 すうがくじ

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百科事典マイペディアの解説

嵩岳寺【すうがくじ】

中国,河南(かなん)省登封県の太室(たいしつ)山(嵩山(すうざん))にある寺で,大塔寺ともいう。520年に北魏(ほくぎ)の孝明帝が創建し間居(かんきよ)寺と称したのが始まりで,隋唐時代には北宗禅の中心として繁栄したが,以後次第に衰微。

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世界大百科事典 第2版の解説

すうがくじ【嵩岳寺 Sōng yuè sì】

中国,河南省登封県の嵩山にある仏寺。嵩(崇)山は中国五岳の一つに数えられる名山で,古来,寺廟が多いが,その中心的な仏寺の一つである。もと北魏の離宮であったのを,523年(正光4)に仏寺となし,間居寺と称した。北周の廃仏時に道観とされたが,隋代に復活し,601年(仁寿1)に嵩岳寺と改称された。唐代には神秀の所住寺として北宗禅の中心的な位置を占めるにいたった。現存の15層塼塔は,様式からみて,北魏創建時のものか,下っても6世紀半ばのもので,仏塔では中国最古の遺構である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

嵩岳寺
すうがくじ

中国、河南(かなん/ホーナン)省登封(とうほう/トンフォン)市太室山西麓(せいろく)、嵩山の南麓にある寺。北魏(ほくぎ)の宣武帝が509年(永平2)離宮を造営し、孝武帝が520年(正光1)寺に改め閑居(かんきょ)寺とし、(せんとう)を建造したことに始まる。少林寺仏陀(ぶっだ)禅師の弟子僧稠(そうちょう)が住するや、僧徒700、堂舎1000間を超えたといわれ、胡(こ)太后も修道した。北周の破仏(574、577)で一時道観(道教寺院)となったが、隋(ずい)の601年(仁寿1)元に復し嵩岳寺と改称した。唐代には神秀(じんしゅう)、普寂(ふじゃく)らが住して北宗禅(ほくしゅうぜん)の拠点となり、一行(いちぎょう)、惟政(いせい)らもこの寺で業を受けた。また高宗、則天武后の嵩岳参拝行宮(あんぐう)所となり、中宗の重修など王室の尊崇を得た。現在は荒廃しているが、北魏建造の十五層十二角の塔が現存しており、重点文物保護単位に指定されている。[里道徳雄]

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