川上金立県立自然公園(読み)かわかみきんりゅうけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「川上金立県立自然公園」の解説

川上金立県立自然公園
かわかみきんりゅうけんりつしぜんこうえん

佐賀県中部,嘉瀬川上流の川上川の峡谷と,脊振山地南方の金立山 (501m) を中心とする自然公園。佐賀市神埼市にまたがる。 1929年川上峡を県立自然公園に指定。 1975年範囲を金立山,日の隈山 (163m) に拡大し改称。面積 30.21km2。川上川は峡谷美に富み,肥前嵐山と呼ばれ,春はサクラ見物,夏は水浴と釣り,秋はもみじ狩りの客でにぎわう。谷口集落である大和の川上には欽明 25 (564) 年創建と伝えられる與止日女神社 (河上神社) ,真言宗古刹の実相院があり,川上峡の上流には古湯温泉熊ノ川温泉がある。金立山には徐福の伝説で知られる金立神社,山麓には山本常朝の有名な葉隠の垂訓碑があり,付近は各種希少植物の宝庫。その東方には,古墳時代後期の山城と推定される国指定史跡の帯隈山神籠石 (→神籠石 ) ,律令時代に烽火台が置かれた日の隈山があり,山麓一帯は原始・古墳時代の遺跡に富む。

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