熊の川温泉(読み)くまのかわおんせん

日本歴史地名大系 「熊の川温泉」の解説

熊の川温泉
くまのかわおんせん

[現在地名]富士町大字上熊川くまのかわ

川上かわかみ川の上流渓谷にある。別名ばる温泉とよばれ、上流の古湯ふるゆ温泉と並ぶ湯治場起源は明確ではないが、延宝年間(一六七三―八一)に時の大庄屋山口金左衛門が再興したと伝えられる。大正一五年(一九二六)には中国からの留学生として郭沫若妻子とともに熊川で生活したが、彼の「行路難」に熊の川温泉の描写があり、混浴の湯治場であったことも記している。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熊の川温泉」の意味・わかりやすい解説

熊ノ川温泉
くまノがわおんせん

佐賀県北部,佐賀市北部を流れる川上川 (→嘉瀬川 ) に沿って湧く温泉。泉質放射能泉泉温は 25~35℃。慢性リウマチ,神経痛不眠などに効能があるといわれる。山間の静かな環境にあって,国民保養温泉地指定されている。砂湯がある。

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デジタル大辞泉プラス 「熊の川温泉」の解説

熊の川温泉

佐賀県佐賀市、川上川(嘉瀬川)上流にある温泉。古くからの湯治場として知られる。1966年、古湯温泉とともに国民保養温泉地に指定。

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