古湯温泉(読み)ふるゆおんせん

日本歴史地名大系 「古湯温泉」の解説

古湯温泉
ふるゆおんせん

[現在地名]富士町大字古湯字古湯

川上かわかみ川と貝野かいの川・須田すだ川の合流点にある。起源は明確ではないが、寛政三年(一七九一)に古湯村庄屋稲口三右衛門が古い泉口を掘りあてて再興したと伝えられている。熊の川くまのかわ温泉と並ぶ湯治場泉質炭酸ナトリウムラジウムマグネシウムエマナチオンなどの単純泉でアルカリ性を示し無臭透明である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古湯温泉」の意味・わかりやすい解説

古湯温泉
ふるゆおんせん

佐賀県北部,佐賀市川上川 (→嘉瀬川 ) と貝野川の合流点付近にある温泉。泉質は単純泉。泉温は 35~43℃。共同浴場があり,慢性リウマチ,神経痛などに効能があるといわれる。国民保養温泉地指定されている。コイ料理が名物

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「古湯温泉」の解説

古湯温泉

佐賀県佐賀市、川上川(嘉瀬川)、貝野川、須田川の合流地点にある温泉。古くからの湯治場として知られ、歌人斎藤茂吉洋画家青木繁などが滞在した。1966年、熊の川温泉とともに国民保養温泉地に指定。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android