工力(読み)こうりょく

精選版 日本国語大辞典 「工力」の意味・読み・例文・類語

こう‐りょく【工力】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ものを作りあげる力。工作工業の力。また、それに従事する人。
    1. [初出の実例]「若し其工力を費すことを憚りて地築をもせず石ずえも固めず」(出典:随筆・約言或問(1831か)三下)
    2. [その他の文献]〔北史‐隠逸伝・馮亮〕
  3. 工夫力量
    1. [初出の実例]「両詩不謀相同、工力亦敵」(出典五山堂詩話(1807‐16)一)
    2. [その他の文献]〔唐詩紀事‐上官昭容〕

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普及版 字通 「工力」の読み・字形・画数・意味

【工力】こうりき・こうりよく

工事に必要な人夫。〔魏書逸士、馮亮伝〕亮、(もと)より山水を愛し、ねて巧思なり。巖林に結架し、甚だ栖游のを得たり。~世宗其の工力を給し、~嵩高の形の處をせしめ、に閑居の佛寺をる。林泉に奇、營製美にして、山居の妙を曲盡す。

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