林泉(読み)リンセン

デジタル大辞泉 「林泉」の意味・読み・例文・類語

りん‐せん【林泉】

林や泉水を配して造った庭園
世を逃れて隠れ住む地。
[類語]庭園ガーデン名園庭先外庭内庭中庭坪庭前庭まえにわ前庭ぜんてい裏庭石庭箱庭御苑神苑内苑外苑花園梅園花壇前栽築山

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精選版 日本国語大辞典 「林泉」の意味・読み・例文・類語

りん‐せん【林泉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 林と泉。木立と泉水。林の中の泉。また、それのある広大な庭園。
    1. [初出の実例]「神衿弄春色、清蹕歴林泉」(出典:懐風藻(751)春日〈巨勢多益須〉)
    2. [その他の文献]〔賀知章‐題袁氏別業詩〕
  3. 悠々自適の地としてえらばれる地。隠棲の地。
    1. [初出の実例]「平生曾有林泉癖。喜得雲山送歳年」(出典:鈍鉄集(1331頃)山居)
    2. [その他の文献]〔皮日休‐樵歌詩〕

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普及版 字通 「林泉」の読み・字形・画数・意味

【林泉】りんせん

山林泉石。〔旧唐書、隠逸、崔覲伝〕覲夫妻、固の南山に隱る。家事、一に問はず。~夫林泉相ひ對し、以て嘯咏(せうえい)して自ら(たの)しみ、~疾と辭して(た)たず。

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