希少糖/稀少糖(読み)キショウトウ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

希少糖

ガムなどに甘味料として使うキシリトールなど約50種類。それぞれに多様な効果があるとされる。香川大を中心とするグループがブドウ糖から高品質の希少糖を大量生産する技術を開発し、ダイエット食品医薬品などへの応用研究が進む。01年設立の国際希少糖学会は香川大に事務局がある。

(2008-12-06 朝日新聞 朝刊 香川全県 1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

希少糖
きしょうとう

自然界にわずかに存在する単糖および糖アルコール。国際希少糖学会では「自然界にその存在量が少ない単糖およびその誘導体」と定義している。希少糖は、自然界に多量に存在するブドウ糖など7種の単糖とは異なり、体内で酵素により分解され、エネルギーを生み出すことができない。そのため、摂取すると砂糖に近い甘味を感じるが、エネルギー(カロリー)はゼロに等しいほど少ない。一方で、さまざまな生理機能をもつことが判明してきている。単糖の希少糖はこれまで50種類ほどが発見されており、その誘導体である糖アルコールを加えると60種類ほどになる。希少糖のなかでよく知られるのはキシリトールやエリスリトールなどの糖アルコールで、これらは天然の糖から人工的に生産が可能で、むし歯をつくらない抗う蝕性や低カロリーなどの特性を生かして人工甘味料などに用いられている。また、香川大学を中心とした研究により、d-プシコース(アルロース)などが新たに開発されている。プシコースは、食後の血糖値上昇および体内への脂肪蓄積を抑える働き、さらに動脈硬化の抑制についての研究報告があり、これらの予防効果が期待されている。[編集部]

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