日本歴史地名大系 「帯屋町」の解説
帯屋町
おびやまち
当地には城下町形成後もしばらく町屋があり、豪商帯屋勘助なる者がいたので町名となったという。帯屋町に大商人がいたことは、元和五年(一六一九)五月二八日、藩主後見人の山内修理が「おひや町 佐兵衛」から「丁銀五百目」を借用、その借用書を出していることにうかがわれる(山内家文書)。また正保二年(一六四五)の帯屋町の指出(土佐郷土志料)によれば、表口間数五―八間の町屋が八軒、五―五・九間が四軒、四―四・九間が五軒、三―三・九間が九軒ある。
帯屋町
おびやちよう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報