ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平貞能」の意味・わかりやすい解説 平貞能たいらのさだよし 平安時代末期,鎌倉時代初期の武将。惟衡 (これひら) の末裔。父は筑後守家貞。祖先は元来東国平氏の出であったが,のち伊勢平氏に仕え,特に貞能は清盛の信任を得て,源平の合戦 (→治承の内乱 ) に活躍。九州地方を平氏が勢力下に収めたのは,彼の力による。平氏の都落ち後は出家し,外戚の縁で鎌倉幕府の御家人宇都宮朝綱を頼って源頼朝の赦免を請うて許され,朝綱に預 (あずけ) の身となって一生を終った。法名は以典。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平貞能」の解説 平貞能 たいらの-さだよし ?-? 平安時代後期の武将。平家貞の子。保元(ほうげん)・平治(へいじ)の乱にくわわり,以後平清盛の腹心として肥後(熊本県)菊池氏の反乱を平定するなど活躍。寿永2年(1183)平家一門とともに都落ちした。のち下野(しもつけ)(栃木県)の宇都宮朝綱(ともつな)のもとで余生をおくったとされる。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by