広尾村(読み)ひろおむら

日本歴史地名大系 「広尾村」の解説

広尾村
ひろおむら

昭和三年(一九二八)一〇月の大樹たいき(現大樹町)分村後、同二一年まで存続した広尾郡の村。分村後の戸口は八三九戸・四千五二七人。昭和四年九月には広尾港(現十勝港)築港起工式が行われ(広尾町史)、同五年一月同港は内務省指定港湾となった(広尾漁業史)。同六年には帯広から広尾までの乗合自動車が営業を始め、同九年一〇月には十勝と日高を結ぶ日勝につしよう連絡道路(現国道三三六号、通称黄金道路)竣工した(広尾町史)。この間、昭和七年一一月には国鉄広尾線が全線開通し、町域には広尾・野塚のづか豊似とよにの三駅が開業している。


広尾村
ひろおむら

大正一五年(一九二六)から昭和三年(一九二八)まで存続した広尾郡の村。大正一五年六月、茂寄もより村が改称して成立。同時に大字名も茂寄村から広尾村と改称した。昭和二年二月広尾郡北部住民が大樹たいき市街(現大樹町)で広尾郡北部住民大会を開催し、分村請願を決議した。


広尾村
ひろおむら

[現在地名]揖斐川町上野うえの

上野村の北にあり同村枝郷。正保郷帳では尾張藩領で、田三一石余・畑二五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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