20世紀日本人名事典 「広瀬秀雄」の解説
広瀬 秀雄
ヒロセ ヒデオ
- 生年
- 明治42(1909)年8月14日
- 没年
- 昭和56(1981)年10月27日
- 出生地
- 兵庫県姫路市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学理学部天文学科〔昭和7年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士(東京大学)〔昭和24年〕
- 経歴
- 昭和12年東大東京天文台に入り、19年海軍技術研究所嘱託を経て東京天文台にもどり、26年東大教授となり、38〜43年東京天文台長を務めた。45年退官後は埼玉大教授、専修大教授を歴任。軌道論、天文学史などで業績をあげた。月と星の掩蔽観測から日本地図の位置の狂いをみつけ、これに基づいて昭和23年礼文島での金環食観測を成功させたことは有名。“ヒロセ”と命名された小惑星もある。著書に「ダニエル彗星の再発見」「天文学史の試み」「年・月・日の天文学」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報