一つの言語において用いられていた単語や句が、ある時期以後、一般に用いられず、過去のものとなってしまったもの。ある事物や概念が廃滅して、それを表した語が存在の意味を失い、自然に用いられなくなる場合が一般であるが、なかには、同一の意味を表す新しい語にとってかわられたり(例「活動写真」)、意識的に用いられなくなったりした場合もある。いわゆる古語や文語も現在は廃語であるが、その形が多少変化したり、活用が変わったりしていても、意味が部分的にでも現代語とつながっているものは、廃語とはいわない。方言などをも十分に調べたうえでないと、ある語が完全に廃語になったとは、簡単にはいいきれない。
[阪倉篤義]
〘 名詞 〙 ( 牽牛と織女の別れを悲しむ涙雨の意 ) 陰暦七月七日に降る雨。せいるいう。《 季語・秋 》[初出の実例]「歳時雑記曰、〈略〉七日雨、則曰二洒涙雨一」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)七...