日本歴史地名大系 「弁ヶ岳」の解説
弁ヶ岳
べんがだけ
首里城跡の東約一キロに位置する標高一六五・六メートルの丘。方音ではビンヌダキ。首里台地の東端部にあり、地質的には新第三紀鮮新世の泥岩・砂岩からなり、頂上部には冠岩として琉球石灰岩がある。那覇市の最高所で航海の目印ともなった。嘉靖二二年(一五四三)の国王頌徳碑(かたのはなの碑)には、頂に生茂る樹叢の枝葉が揺れ動く様は翠鳳が羽ばたくようだと記され、諸峰に冠たる山なので
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報