当麻町(読み)とうまちよう

日本歴史地名大系 「当麻町」の解説

当麻町
とうまちよう

面積:二〇四・九五平方キロ

昭和三三年(一九五八)に上川郡当麻村が町制を施行して成立。上川支庁中央部に位置し、西から南は旭川市、東は上川町、北は愛別あいべつ町・比布ぴつぷ町。旭川市から北東へ約一五キロに位置する。南西部から北にかけて丘陵地帯を形成して大雪山に連なり、西部に平地が広がる。西端を石狩川が南西流し、その東を国道三九号、さらにその東方を主要道道愛別―当麻―旭川線が通る。また南北にJR石北せきほく本線が通り、当麻・将軍山しようぐんざん伊香牛いかうしの三駅がある。明治二年(一八六九)八月の国郡画定により石狩国上川郡に所属し、開拓使の直轄地となった。同二六年、当地に徳島・広島・山口・愛知各県などから四〇〇戸の屯田兵入植し、開拓が進められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「当麻町」の意味・わかりやすい解説

当麻〔町〕
とうま

北海道中部,上川盆地東部を占める町。 1958年當麻を改称して町制。地名アイヌ語のトウオロ (沼の中の意) に由来。 1893年屯田兵 2個中隊 400戸が入植。米作主体。東部山地は道有林が広がり,丘陵地は畑作地帯。中央部の開明地区は第2次世界大戦後の開拓地である。鍾乳洞当麻ダムがあり,旭川市近郊の行楽地にあたる。 JR石北本線,国道 39号線が通る。面積 204.90km2人口 6319(2020)。

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