日本歴史地名大系 「得橋郷」の解説
得橋郷
とくはしごう
- 石川県:能美郡
- 得橋郷
「和名抄」記載の古代能美郡
建仁元年(一二〇一)七月二〇日の介某(板津成景)譲状案(石清水文書)に「得橋郷」とみえ、次男江沼三郎(長野景高)に譲られた能美庄内
嘉元二年(一三〇四)白山中宮三社(現吉野谷村の中宮・佐羅宮と現鳥越村の別宮)雑掌貞清は得橋本郷(牛島村)地頭丹波貞高(典薬頭を歴任した丹波氏の一族)の代官乗賢が当郷内の「佐羅別宮御供田」五町余を押領したと訴え、六波羅探題の両使が下向、下地を貞清に打渡した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報