御昼(読み)オヒル

デジタル大辞泉 「御昼」の意味・読み・例文・類語

お‐ひる【御昼】

」の美化語
正午
昼食。「お昼支度をする」
起きることをいう尊敬語。お目覚めになること。→御昼おひる成る
「―より先にと急ぎ参りたれば」〈中務内侍日記
[類語](1㋑)昼食昼御飯昼飯ひるめし昼飯ちゅうはん昼餉午餐ランチ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御昼」の意味・読み・例文・類語

お‐ひる【御昼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. お起きになること。→御昼(おひる)成る
    1. [初出の実例]「かくまて御所に御人ずくななりつれば、御ひるよりさきにと、いそぎ参りたれば」(出典:中務内侍(1292頃か)弘安八年三月一七日)
  3. 昼を丁寧にいう語。
    1. [初出の実例]「ナニ私(わちき)ゃア午剋(オヒル)までは塩禁(しほだち)だから、どふで何も喰(たべ)られませんが」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)初)
  4. 昼飯を丁寧にいう語。
    1. [初出の実例]「御ちごさま、ここに御ひるが御座りまするぞ」(出典:咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下)

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