コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

志道軒 シドウケン

大辞林 第三版の解説

しどうけん【志道軒】

1680?~1765) 江戸中期の辻講釈師。本名、深井新蔵。別号、一無堂。明和(1764~1772)頃、浅草奥山で木製の男根で台を打ちつつ、軍談などを読んだ。平賀源内の「風流志道軒伝」のモデル。著「元無草」など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

志道軒
しどうけん
(?―1765)

江戸中期の講釈師。本名深井新蔵。一無堂栄山とも号す。12歳で僧籍に入り、隆光(りゅうこう)の下で修行したが、還俗(げんぞく)し、享保(きょうほう)(1716~36)のころから浅草三社権現(ごんげん)前のよしず張りの中で講釈を行った。手に陰茎に似た棒を持ち、男女交合のさまなどを仕方で演ずるという猥雑(わいざつ)さで、2世市川団十郎と並ぶ江戸の名物と称せられた。その一方、大名高家に出入りし、政治批判なども行った見識の持ち主でもあった。『元無草(もとなしぐさ)』などの書もある。彼をモデルとする作品に風来山人(ふうらいさんじん)こと平賀源内の滑稽本(こっけいぼん)『風流志道軒伝』(1763)がある。志道軒の名は3代まであるが、記すほどのことは伝わらない。[延広真治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

志道軒の関連キーワード花見虱・花見蝨江戸真砂六十帖おせせの蒲焼き御強にかける風流志道軒伝ひょうひゃく深井志道軒三尺の童子賤のをだ巻意気張り掴み絡げ見極めるうんつく平賀源内塵を捻る馬鹿律義窓の中湿深い浅草寺寺入り

今日のキーワード

へうげもの

日本のテレビアニメ。放映はNHK(2011年4月~2012年1月)。原作:山田芳裕による漫画作品。制作:ビィートレイン。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android