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恨の介 うらみのすけ

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百科事典マイペディアの解説

恨の介【うらみのすけ】

江戸初期の仮名草子。2巻。作者,刊年不詳だが,1609年以後成立とされる。古活字本,寛永整版本をはじめ,江戸初期に数種の刊本が出るほど人気があった。葛(くず)の恨の介と雪の前との悲恋を描いたもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

うらみのすけ【恨の介】

仮名草子。2巻。作者,刊年とも未詳だが,1609年(慶長14)以後とされる。寛永,明暦,寛文期の異版もある。慶長11年5月旗本松平近正の次男近次(ちかつぐ)が好色無頼の罪で改易され,蟄死(ちつし)した事件や,同14年の烏丸光広ら公家と宮女との密通事件などをモデルにしたとされる。御伽草子的な悲恋物語であるが,関白豊臣秀次の悲劇,お国歌舞伎三味線,隆達(りゆうたつ)小歌など当時の事件・風俗が織りこまれている。

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