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恩納なべ おんな なべ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

恩納なべ おんな-なべ

?-? 琉球の歌人。
尚敬王(在位1713-51)または尚穆(しょうぼく)王(在位1752-94)の時代に農民の心情や情熱的な恋歌(琉歌)をおおくよんだとつたえられる。農民の娘だったが,王の巡幸のときに「波の声も止まれ風の声も止まれ首里天がなしみ御顔(おんき)拝ま」と即興によんだという。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

恩納なべ
おんななべ

生没年不詳。琉歌(りゅうか)の歌人。18世紀前半、琉球王朝尚敬(しょうけい)王時代(1713~51)の人と伝えられる。沖縄本島の中央部恩納岳の麓(ふもと)に生まれ、万葉風の琉歌を詠んで有名な歌人である。「恩納岳あがた里(さとう)が生(う)まれ島(じま)/もりもおしのけてこがたなさな」にみられるように、壮大な景観や熱烈な恋情を歌に託す手法は非凡で、作風の際だった特徴である。国王の巡行を迎えて詠んだ歌の歌碑が恩納村の万座毛(まんざもう)に建てられている。島袋盛敏・翁長俊郎著『標音評釈琉歌全集』(1968)によれば、恩納なべの歌とされるものを18首数えることができる。[外間守善]
『『琉球の女歌人「恩納なべ」』(『伊波普猷全集9』所収・1975・平凡社)』

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