悩乱(読み)ノウラン

デジタル大辞泉 「悩乱」の意味・読み・例文・類語

のう‐らん〔ナウ‐〕【悩乱】

[名](スル)悩み苦しんで心が乱れること。
「頭が―して筆がしどろに走るのではないように思います」〈漱石こゝろ
[類語]動揺波立つぐらつくたゆたう乱れる動ずる浮き足立つ揺さぶる揺るがすぐらぐら惑乱

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精選版 日本国語大辞典 「悩乱」の意味・読み・例文・類語

のう‐らんナウ‥【悩乱】

  1. 〘 名詞 〙 なやみ苦しんで心が乱れること。また、人の心をなやまし乱すこと。
    1. [初出の実例]「我、愚痴邪見にして、因果を知ら不して犯し逼め悩乱す」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
    2. [その他の文献]〔白居易‐和微之十七与君別及朧月花枝之詠詩〕

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普及版 字通 「悩乱」の読み・字形・画数・意味

【悩乱】のう(なう)らん

心乱れる。煩わす。唐・白居易〔微之(元)の、十七、君と別る、及び、月花枝、の詠に和す〕詩 別れし時十七、今頭(かうべ)は白し 君の心を惱亂すること、三十年

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